【先染め】と【後染め】
2025/03/04
通常販売・取り扱いされているゴムひもは白または黒しかないものが多い。
丸ゴムは用途が装飾であることもあり、多色展開の商品も多いが、
平ゴムでのカラーは意外と特殊で、色展開しているゴムひもが数種類程度?
実際の使用で身生地色に合わせたかったり、
任意のカラーの商品を使いたい場合、
別注で作る(染める)しかなくかなりのロットが必要となります。
染色は主に
糸染めを先に行う【先染め】、
染色用に織った商品を染める【後染め】
の大きく2種類の方法があります。
【先染め】は糸の染色ロットに加え経糸(たていと)を分割する手間と最低巻数があるため、
1色ごとに大きなロット(最低作成量)が必要となります。
少量での任意カラーのゴムひもが必要な場合、
染色用の出来合い(工場定番品)を必要分量だけ【後染め】するという方法もあります。
代金はある程度までは、1染色分(ひと釜)の代金・ある程度からはm単価で算出となり、
商品(染色用生成りの商品)の重さにより価格が決まります。
基本きまった商品しかない(下着類のゴム等)お問い合わせください。
通常(先染め)なら3,000m~でひと柄・ひと配色のロットとなるジャガード(文字・柄入り)のゴムひもも、
ベース部とロゴ部の素材を変えて【後染め】用を作ると、
赤-1,000m、青-1,500m、黄色-300m、緑-200m
等の少量色を含めた作成も可能となります。(商品によります)
一例で上画像のように、ベースに酸性染色できるナイロン糸を、
ロゴにナイロン染色では染まらない高圧釜染色のポリエステル糸を使うと、
ナイロン染色で青・赤(例)や任意色でベース色を染め
ロゴ部を浮き上がらせることが可能になります。(逆も可)
色物には様々な方法、商品がございます。
なんなりとご相談・お問い合わせくださいませ。